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民生 金丹・桐箱入り 鞘付 ワニ革ケース付 径15mm×45mm

¥300,000 税込

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地元の東京都墨田区向島地区に在住された、故山崎民生氏(象嵌師)により製作されました。
象牙印材で、其の特徴は純金の金丹が嵌め込まれ、側款として民生の銘と朱花押が彫刻され、未彫刻の象牙印材は数が少なく、幻の印材と云われています。民生丹、象牙印材の素晴しさは、珍品というだけではなく、象牙そのものも民生師が、直接選別したハード材の最高級品(透明感のある乳白色)で、象牙の中心近辺から切り出したものを使用しており、現在の日本国内での在庫品からは、これほどの象牙印材を製作するのは難しいであろうと思われます。
尚、象牙の輸入に関しましては、他の論説にゆずりますが、ハード材が輸入されることはないでしょう。

丹は、さぐり、あたりの一種で、印を正位置に捺しやすい様に、印章の前面に金属を嵌めたものです。
民生金丹は2mm~4mm×13mm~17mmの薄板が普通ですが、中には盛り金といって、厚金板を嵌めこんだ、盛り金丹という超貴重品もあります。
丸金丹は特注品で、業界人もあまり見たことの無い珍品であり、貴重品です。

実印の長さ(丈)は、昭和40年頃までは、ほとんど1寸5分丈でしたが、その後印相、吉相など(中国の易学には、印章の吉凶卜占は存在しません)縁起印が、業者主導で流行し、その丈が2寸、あたり(丹)無しが一般的となり、今日にいたっております。
実印の印面を良く見て、捺印しても良いのかなどと、本当に考える筈はない話で、昔の印章には、ほとんど全て前面がわかるようにできておりました。
つまり丹付印材は、そういう意味で便利な印材であり、彫刻済みの丹付印材でも良質であれば、改刻されることをお勧めいたしております。

縁起印に使用する篆書体を、枠いっぱいに拡げて彫刻する方法は、当店が御用を承っている、東京都江戸東京博物館(両国)の展示品に捺印されている印影にも多数あり、特別ではないので、吉凶に囚われなくても、丹付印材に吉相体篆書として使用するのは、まったく問題ありません。

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